無垢フローリングは手入れが大変?10年住んで感じたメリット・デメリット

無垢フローリングは天然の木だからこその素材感が魅力ですが、色々なデメリットも取り上げられますよね。

特に手入れが大変・傷が付きやすい・隙間にゴミが詰まるというのはよく聞く話。

我が家ではLDK・寝室・洋室に無垢フローリングを使っており、築10年になります。

10年住んでみて、よくデメリットだと言われていることについて、思うことがあります。

そこで今回は、無垢フローリングの10年経った現状と、住んでみて感じたメリット・デメリットをお伝えします!

無垢フローリングにしようか悩んでいる人のお役に立てると嬉しいです♪

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目次

10年経った無垢フローリングの現状

まずは、我が家の無垢フローリングのスペックから。

  • オーク(ナラ)の無垢フローリング
  • 50巾
  • 乱尺貼り
  • オイル塗装

一言で無垢フローリングと言っても、木の種類や仕上げ塗装の方法により、特徴は様々です。

我が家はオーク(ナラ)の無垢フリーリングを使っているので、同じようにオーク(ナラ)を検討しているという方の参考になれば、と思います。

我が家のメンテナンス事情

無垢フローリングは、自然の木そのものを切り出して作ります。

そのため、無塗装のままだと傷が付きやすく、水分もすぐに染み込んでしまうためシミが出来やすいです。

劣化を防ぎ美しさを保つためにも、保護塗装をするのが一般的。

我が家では無垢の足触りの良さ、無垢の風合いを残したかったので、オイル塗装仕上げにしました。

本来なら年に一度の塗り直しが必要なのですが、やったのは最初の三年間だけで、あとは何もしていません。

傷や汚れが目立ってきたら、サンディングして塗り直そうと思っています。

目立つ傷や凹みはない

築10年の無垢フローリング

オークは無垢フローリングのなかでも、硬さがあり傷にも強いため人気が高いです。

無垢は経年ととに水分が抜け、強度が増すといった特徴も。

さすがに築10年となると、細かい傷や小さなささくれは所々にありますが、目立つ傷や凹みはありません。

細かい傷なら木目の模様に馴染むので、全然気にならない程度。

ささくれは踏んで怪我をするといけないので、その部分だけ削りました。

こんなことが出来るのは、無垢フローリングだからこそです。

反りは全くない

築10年の無垢フローリング

木材の乾燥が足りないと、まれに反りが起こってしまうと言われています。

築10年の我が家では、今のところ反りは全くありません。

反りがないどころか、がたつきも特に見当たらず、歩き心地は新築時のまま。

メーカーさんも「反りが稀に起こります」と言っている程度なので、広葉樹であるオーク(ナラ)ならあまり心配しなくてもいいかなと思います。

シミはそれなり

築10年の無垢フローリング

拭いたことによる色あせ水滴が落ちたようなシミは、それなりにあります。

これは原因が明確で、我が家にはわんちゃんがおり、床が汚れやすいため。

わんちゃんを飼うなら、シミや色あせは覚悟すべきです。

また、キッチンや洗面所など、水滴の飛びやすい場所もやめておいてほうがいいでしょう。

無垢フローリングはただの水でも、拭かずにいると”水シミ”になってしまうことも。

毎年きちんとメンテナンスして塗り直していればある程度は防げますが、水周りは防水性のあるフロアタイルなどがおすすめです。

黒ずんでしまった場所がある

築10年の無垢フローリング

マットの上で毛布を乾かしていたところ、マットから水滴がこぼれ、気付いたら黒ずんでしまっていました。

しっかりと染み込んでしまったようです。

汚れに見えて、見た目はあまりよくありません・・・

黒ずみが表面だけなら、削って塗装し直せば、ぱっと見では分からないくらいに馴染むので、そのうち手直ししようと思っています。

隙間のゴミは気にならない程度

築10年の無垢フローリング

よく「隙間にゴミがぎっちり詰まって、掻き出しても取れない」なんて口コミを見かけます。

ゴミが溜まりやすいのは事実ですが、我が家ではゴミが詰まるということはあまりありません。

隙間に入ったゴミは、目地に沿って掃除機をかければほとんど取れます。

ただ取れないときもあるので、掃除機では吸い切れないゴミは、気付いたときに爪楊枝で取ればOK。

無垢の木は温度や湿度によって伸縮するので、ゴミが残ったままだと挟まってしまいます。

掃除はこまめにしたほうがいいでしょう。

実感した無垢フローリングのメリット

実際に無垢フローリングの家に住んでみて、たくさんのメリットがあることが分かりました。

無垢フローリングの良さを実感するには、やっぱり住むのが一番ですね。

実際に私が「無垢フローリングっていいな」と感じたことをご紹介します。

足触りの良さは何年経っても変わらない

無垢フローリングの最大のメリットといえば、足触りの良さですよね。

特に夏場はシートフローリングだと床がベタベタしがちですが、無垢フローリングはさらりとしたまま。

素足で歩いても、足の裏がベタつくということがありません。

また、無垢は水分が抜けていくにつれ強度が増すもの。

そのため長い間無垢らしい素材感を楽しめて、足触りの良さもずっと続きます。

築10年でも友人に褒められる

無垢フローリングは値段が高いのがネックですが、いいものは何年経っても価値があると思います。

家にも流行りがあり、築10年だとデザインによっては少し古臭さを感じてしまうもの。

しかし我が家は、築10年でも遊びにきてくれた友人に、素敵な家だねと言ってもらえます。

愛着のある家を褒めてもらえるのは、やっぱり嬉しいです♪

また無垢フローリングにしたいと思える

もしまた家を建てる機会があれば、絶対にまた無垢フローリングにします。

我が家では書斎や納戸はシートフローリングなのですが、無垢フローリングと比べると、やはり見劣りしてしまいます。

デメリットもありますが、それでもまた無垢フローリングにしたいと思えるほど、魅力があると思います!

実感した無垢フローリングのデメリット

メリットに感じることもあれば、もちろんデメリットに感じることもあります。

自然素材である以上、デメリットは付き物。

実際に10年住んで「無垢フローリングは大変だ」と思ったことをご紹介します。

掃除に気を使う

我が家は採用しているオークは、アルカリ性の物質に触れると黒く変色してしまいます。

それは分かっていても、なにがアルカリ性なのかが分からない…

子供が飲み物をこぼしたとき、床に落書きされたとき、わんちゃんが粗相をしたとき。

はやく拭きたいのに、そんな時にいちいち成分を気にしないといけないのはちょっと面倒です。

ちなみに、脱臭効果のある重曹はNG。

重曹を混ぜたスプレーなど、うっかりかけないよう注意しましょう。

新築時はあらゆることが気になる

誰だって新築時の美しさをキープしたいはず。

傷を付けたくない、汚したくない、日焼けさせたくない、などあらゆることが気になって、毎日床の様子をチェックしていました(笑)

でも、そんなのも最初の一ヵ月だけ。

「あ、全然傷なんて付かないやん」と思ったら、気にならなくなりました♪

メンテナンスが面倒

本来なら、年に一回はメンテナンスとして、塗装の塗り直しが必要です。

自分で塗り直すことも出来ますが、共働きで夫婦揃って不器用な我が家では、専門業者さんにお願いしました。

でも、ただ依頼するだけなのに、だんだん面倒に。

オークは非常に優秀な無垢材で、ノーメンテでもなんとかなってしまったので、面倒くさがりさんにおすすめです(笑)

無垢フローリングはやっぱり最高

無垢フローリングの家に10年住んでみた感想は、シンプルに「無垢フローリングって最高だな」ということ。

床にごろんとするだけで、木を感じられるのってやっぱり素敵です。

我が家は床は無垢フローリング、壁は漆喰、天井は羽目板という自然素材のオンパレード。

家は居心地の良さが一番大切だと思うので、無垢のフローリングにして良かったなと日々実感しています。

ちなみに、木材の価格はウッドショック以降値上がりしたままで、今後もおそらく下がることはないでしょう。

加えて世界情勢の影響で、特にアカシアやウォールナットなどは値段が爆上がりしているそう。

これから家を建てるという人は、契約前に見積もりをとって、金額を確認しておくといいですよ!

無垢にはデメリット以上の魅力がある

築10年の無垢フローリングの現状と、住んでみて実感したことをご紹介しました。

無垢フローリングには様々なメリット・デメリットが挙げられますが、個人の感想としては、オークの無垢フローリングはデメリットにあまり過敏にならなくてもいいかなと思います。

特に傷に関しては、我が家はわんちゃんを飼っていて傷が付きやすい環境ですが、気にならない程度。

色合いの変化も、自然素材ならではの”味”と楽しめます。

無垢フローリングにして、面倒だなと思うことはあっても、後悔したことはありません。

自信を持って、おすすめします!

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