これまでは塗装=左官職人さんが行うというイメージでしたが、最近ではDIYブームもあり、室内の壁を自分で塗るという人も増えてきました。 一言で「自分で塗る」と言っても、塗り壁の種類は様々。 昔ながらの日本家屋に多い珪藻土、漆喰、塗料、ペンキなどたくさんありますよね。 その中でもさらに、木工用やら壁紙用やら・・・下地が必要やら・・・種類が多すぎて素人にはなかなか何がいいのか分からないかと思います。 そこでおすすめなのが、施主塗装(自分で塗装すること)を推している「ポーターズペイント」です。 ここでは、ポーターズペイントの特徴やおすすめの理由、おしゃれな施工実例をご紹介します!

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ポーターズペイントとは?


ポーターズペイントとは、内装と外装どちらにも使用できる、オーストラリア生まれのインテリア用塗料のこと。 塗料といえば、好きな色を選んで塗る、というのが一般的ですよね。 ポーターズペイントの違うところは、色だけでなく質感も選べるところ。 ザラザラした質感、マットな質感、ファブリックのような質感など、あらゆる自然素材の質感を楽しめます。 塗料の色に関しても、一色ずつ調色士がハンドメイドで仕上げるこだわりよう。 カラーと質感を組み合わせることで、ただ発色するだけでなく、 光が反射したときの表情や陰影まで考えて作られた塗料です。
ポーターズペイントのメリット


たくさんある塗料のなかでもポーターズペイントを勧める理由は、たくさんのメリットがあるから。 不器用でDIYが苦手、色々調べるのが苦手という人でも、ポーターズペイントなら取り入れやすいんです。
施主塗装を推している
ポーターズペイントで塗装するには、正規代理店にお願いするか、自分で塗装するかどちらかです。 ホームセンターや通販では販売されていないので、施主塗装の場合でも正規代理店を通して購入します。 代理店があるなら、職人さんにお願いした方がいいのでは?と思う人もいるでしょう。 もちろんそれもいいですが、実はポーターズペイントは施主塗装を推しているんです。 それは、自分の手で仕上げることで、家に愛着を持って欲しいという思いから。 塗料の種類によっては色ムラが出来たり、扱いが難しかったりするのですが、ポーターズペイントは施主塗装しやすいよう、セルフペイント向きの製品があるので安心です。
塗り方のレクチャーを受けれる
塗装の仕方が分からない、何を準備したらいいのか分からないという人でも、ポーターズペイントは正規代理店でレクチャーを受けられるので大丈夫。 "受けられる"というより、レクチャーを受けないと、塗料を購入できないという規定があるんです。 面倒くさいな・・・・と感じる人もいるかもしれませんが、レクチャーを受けることで、正しい扱い方や仕上げのコツが身に付きます。 実際にレクチャーを受けてみて、自分には難しいと感じたら、職人さんにお願いするという手もありますよ。
下地についてアドバイスがもらえる
塗装に関する質問でよく聞かれるのが、
- クロスの上から塗れるの?
- パテ処理ってなに?
- シーラーって必要なの?
などの質問。
DIY初心者だったり、建築に関して知識がないと、下地をどうすればいいのか迷ってしまいますよね。
ポーターズペイントなら、レクチャーを受ける際に相談できるので、ご自身の状況に合ったアドバイスをもらえます。
例えば基本的にはクロスの上から塗装はできますが、凹凸のあるクロスや撥水加工のあるクロスは塗装向きではないなど、素人では判断しにくいところも教えてもらえるのは嬉しいポイント。
新築の場合は、あらかじめ石膏ボードのパテ処理だけお願いする、という方法も。
また、仕上がりにこだわる場合は、専用の塗装用クロスもあるので相談してみてください。
塗り替えができる
長く住んでいると、インテリアの雰囲気を変えたいなと思うこともあるでしょう。 ポーターズペイントなら、一度塗装した上から重ね塗りが可能。 同色系はもちろん、異なる色でも重ねられるので、気軽にイメージチェンジが出来るのは嬉しいですよね。 質感を変えるだけで雰囲気も変わるので、色々なインテリアを楽しみたいという人にもおすすめです。
ポーターズペイントのデメリット


ポーターズペイントにはたくさんの魅力がありますが、もちろんデメリットもあります。
人によってはデメリットが大きいこともあるので、採用を決める前にしっかりと確認しておきましょう。
値段が高い
ポーターズペイントは、ホームセンターやDIYショップで売られている塗料に比べると高価です。
ペンキなどの塗料では叶えられない質感までこだわれますが、なるべく費用を抑えたいという人には費用がネックになるでしょう。
塗る範囲や選ぶ塗料の種類により費用は変わりますが、数十万円は必要です。
ポーターズペイントを検討する場合は、必ず見積りを出してもらい、予算が足りるかどうかを確認しましょう。
手間がかかる
ポーターズペイントを使って塗装するには、必ず塗り方のレクチャーを受けなければなりません。
レクチャーを受けることで施主塗装でもハイクオリティに仕上げられますが、忙しく時間を取れないという人にとってはデメリットになります。
また住んでいる地域によっては、近くにレクチャーを受けられる正規代理店がない場合も。
全国に店舗はありますが、事前に調べておくと安心です。
塗る人によって仕上がりが変わる
レクチャーを受けていても、器用な人とそうでない人では仕上がりに差が出ることも。
広範囲を塗装するのであれば、同じ面で仕上がりが変わらないよう注意しましょう。
家族みんなで塗装すればいい思い出づくりにもなるので、それぞれ担当する場所を決める、などしておくといいですよ。
ポーターズペイントの費用は?


ポーターズペイントは質感も楽しめる塗料ということもあり、価格帯は様々。 質感を再現するため、塗料には鉄粉や石英、銅など様々な鉱物を混ぜているものもあり、原料によって価格が変わります。 また、サラサラしているのか、もったりしているのか、テクスチャーによって同じ量でも塗れる範囲が違うので注意しましょう。 ポーターズペイントの施工にかかる費用は塗料代だけでなく、下地代や雑費なども必要です。
- 塗料代
- パテ処理代(石膏ボードの上に塗装する場合)
- 下地処理代(下地に塗装用クロスなどを施工する場合)
- シーラー代(一般的なクロスの上に塗装する場合)
- 養生シート
- 養生テープ
- 手袋
- 汚れてもいい作業服
塗料以外にも様々な費用がかかるため、予算に余裕をもっておくと安心です。
正直、クロスの施工や他の塗料に比べると、ポーターズペイントは高価です。 しかし、ポーターズペイントならではの質感とおしゃれさは唯一無二。 自信を持っておすすめできる、ぜひ家づくりに取り入れて欲しい塗料です。


ポーターズペイントの施工実例


一般的な塗料とは違い、質感や陰影まで楽しめるのがポーターズペイントの魅力。 ここでは、ポーターズペイントを使用したおしゃれな施工実例をご紹介します。 ぜひ家づくりの参考にしてくださいね。
アクセントにブルーを足し算


淡いブルーの色合いが美しく、白い壁の中でブルーが映えているのが印象的。 使用しているのはEXPLORER BLUEという塗料です。 EXPLORER BLUEは冒険心のある青という意味があり、お部屋のアクセントにぴったりです。
上質で落ち着いた空間づくり


壁の一面をポーターズペイントで塗装しており、外からの光による陰影がとても美しく目を惹きます。 グレートーンと木目の色合いが上質で、自然に溶け込むようなデザインが魅力的。 ポーターズペイントのなかでも人気の、ストーンペイントコースを使用しています。
モルタルのようなおしゃれな質感


こちらは専用のガーゼを使用し、ムラを演出するフレンチウォッシュで塗装。 まるで左官職人が仕上げたような、モルタル風のデザインがおしゃれですね。 クロスや他の塗料では真似できない、ポーターズペイントならではの仕上がりです。
雑貨が映えるカフェ風のデザイン


こちらはツヤ感のある仕上がりが魅力の、人気のエッグシェルにて塗装。 漆喰の壁のようなさらっとしたテクスチャーで、どんな空間にも馴染みやすいのが特徴です。 ワイヤーやアイアン、観葉植物などのインテリア雑貨が映えますね。
上質でモダンな空間


こちらはリキッドアイアンという、鉄粒子が含まれた塗料を使用。 鉄錆のような色合いがとてもおしゃれで、絶対にクロスでは真似できない、モダンな雰囲気が魅力的。 壁だけでなく、窓枠や木製の扉などにも塗装できるため、全体で色を合わせてみてもいいですね。
塗りムラもおしゃれの決め手に


石灰を含んだ、インテルノライムウォッシュで塗装された壁は、まるで古びたヨーロッパの街並みのよう。 塗りムラもおしゃれとして楽しむ、ポーターズペイントならではのデザインです。 一面に塗装するだけで、おしゃれさがグッと上がりますね。
表情のある塗り感が魅力


ストーンペイントコースで塗装した壁は、表情のある暖かさが魅力。 ストーンペイントコースには目の粗い石英が含まれおり、外からの光や照明によって陰影が生まれます。 落ち着きのある色味にすることで、上質な空間に仕上がっています。
カラーペイントが目を惹く空間


こちらの塗料は、濃淡の模様が魅力的なフレンチウォッシュ。 グレーやベージュ系の色味が多いですが、赤レンガのようなカラーの塗装もとてもおしゃれです。 スポットライトや間接照明をあてて、ポーターズペイントならではの表情を楽しむのもいいですね。
ポーターズペイントが主役の家


こちらはフィレンツェの古い街並みや、プロヴァンスの田舎を再現したようなデザインが特徴の、インテルノライムウォッシュにて塗装。 吹抜の壁一面を塗装することで、存在感抜群で目を惹きます。 インテルノライムウォッシュは色合いによって雰囲気がガラッと変わるので、ぜひお気に入りの色で試してみてください。
黒板にもなる塗装でおしゃれに


白い文字が描かれている壁は、実はポーターズペイントの黒板塗装。 キッチンなら文字を書くだけでおしゃれなカフェ風に、玄関なら家族のコミュニケーションボードとしてもいいですね。 黒だけでなく全18色から選べるので、カラフルな黒板にしても可愛いですよ。
ポーターズペイントでオリジナルの家にしよう


ポーターズペイントはおしゃれなだけでなく、セルフペイントにチャレンジしやすいという点でも、とてもおすすめ。 おしゃれな家づくりには、色合いももちろんですが、質感も欠かせません。 ポーターズペイントは質感も魅力のひとつなので、内装デザインのいいアクセントになること間違いなし。 また、セルフペイントすることで一つとして同じデザインのない、完全オリジナルの風合いが生まれるのも魅力です。 ぜひポーターズペイントを取り入れて、友人に自慢したくなるような、素敵な家づくりを叶えましょう!