カーテンレールはもう卒業!注文住宅で採用したい、おしゃれすぎるカーテンアレンジ集

注文住宅での家づくりは、細部までデザインにこだわってオーダーできるのが魅力。

賃貸住宅ではカーテンレールへの取付が一般的ですが、注文住宅の家づくりではなるべくカーテンレールを隠し、すっきり見せるデザインが人気です。

もちろん家のテイストにもよりますが、ホテルライクのような高見えするデザインや、空間を広く見せたいときには、カーテンレースを隠すのがおすすめ。

しかし注文住宅は決めることが多く、カーテンまで気が回らない・・・という人は実は多いんです。

建ててから”もっとこうすれば良かった”と思うのはもったいないですよね。

そこで今回は、注文住宅でぜひ採用してほしい、カーテンのアレンジデザインをご紹介。

ぜひ細部までこだわって、おしゃれな家づくりを叶えましょう!

大手ハウスメーカーに4年 / 年間1,000棟を手掛けるビルダーに8年 / インテリアコーディネーター

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目次

カーテンレールってどんなもの?

カーテンレールとは、その名の通りカーテンを取り付けるためのレールのこと。

カーテン上部の壁にレールを取り付け、そこにランナーと呼ばれるカーテンを開閉するための部品が付いているのが一般的。

カーテンにフックをかけ、それをランナーに引っ掛けて取付します。

なかにはレール式ではなく、筒状の棒に輪っかを通すタイプもあり、カーテンポールと呼ばれることもあります。

カーテンレールの素材は様々

カーテンレールはシンプルなものから、機能性やデザイン性を重視したものまで、種類が様々です。

一般的なカーテンレールはステンレスやアルミで出来ており、軽量で施工しやすいという点で人気。

また価格も抑えられることから、賃貸住宅などではステンレスやアルミが主流です。

カーテンポールは樹脂でできたものが多いですが、古い住宅では木製のポールも見かけます。

シングルタイプとダブルタイプがある

カーテンレールはレールの本数によって、シングルタイプとダブルタイプに分かれます。

ダブルタイプは内側にレースカーテンを取り付けられるので、大きな窓のあるLDKや、やわらかい光を入れたい寝室・子供部屋などにおすすめ。

シングルタイプは、カーテンによる間仕切りや、人目を避けたい箇所に取り付けるといいでしょう。

デザイン性の高いおしゃれなものも

最近では、カーテンレールもインテリアの一部として見せられるよう、デザインに凝ったものもたくさんあります。

ナチュラルな雰囲気の木製カーテンレールをはじめ、アイアン、真鍮、ミラー加工、エイジング加工など様々。

部屋の雰囲気に合ったものを選べば、統一感があっておしゃれにまとまりますよ。

すっきり見えるカーテンのデザインは?

最近の家づくりでは、隠せるものはなるべく隠し、すっきりとしたデザインにしたいという要望が多いです。

また、生活感のない無機質なデザインも人気。

カーテンは家づくりには欠かせないうえに、意外に目に付くところ。

すっきりさせることで部屋の雰囲気も変わるので、せっかくなら新築時にデザインにもこだわってみましょう。

天井埋込みレール

出典:https://www.toso.co.jp/products/c_rail/c_ceiling/cieroline/
天井埋込みレールとは、レールを壁に付けるのではなく、天井に付けること。

天井に付けることで、カーテンが天井から吊るされているようなデザインになり、縦の空間を広く感じやすくなります。

また見た目にはレールがないように見えるので、すっきりとしているのが魅力。

天井の色に合わせたレールを取り付けることで、より存在感をなくすことができますよ。

折上げカーテンボックス

出典:https://www.connect-d.com/blog/archives/25748
折上げカーテンボックスは、カーテン上部の天井を折上げてボックスを作り、そこにカーテンレールを取り付けることでカーテンレールを隠します。

ブラインドカーテンやロールスクリーンなど、レールが目立ちやすいカーテンを取り付けたいときにおすすめ。

こちらも床から天井までカーテンで覆われるので、すっきりして見えて上品な空間に仕上がります。

間接照明を組み合わせて、ホテルライクに仕上げるアレンジも人気ですよ。

ふかし垂れ壁

出典:https://freedomlab.jp/details/view/5538
窓の上部の壁をふかし、垂れ壁を作ってカーテンボックスのようにする、という方法も。

天井が高かったり吹抜のある間取りでは、天井まで距離があるため、天井の高さまでカーテンで覆うのは難しいですよね。

そこで、壁を作って天井を低くすることで、天井までカーテンがかかったすっきりデザインを叶えられます。

ふかし壁の上部に間接照明を付けたり、アクセントで色や素材を変えたりするのも、デザイン性が高くおすすめです。

カーテンをデザインする際の注意点

カーテン取り付けのデザインを考える際は、カーテンの周りにも注意しなければなりません。

エアコンなどの障害物・クローゼットの開閉・家具に被らないかなど、しっかり確認しておきましょう。

特にドレープカーテンや縦型ブラインドカーテンは、開けたときに左右にまとまるので、その点も考慮が必要です。

またカーテンのサイズや種類によっては、レールを取り付けるために下地の補強が必要な場合も。

カーテンのデザインによって部屋の雰囲気は大きく変わるので、新築時にしっかりと計画を立てておきましょう。

注文住宅におすすめのおしゃれなカーテンの実例

カーテンまでこだわってデザインされた、おしゃれすぎる注文住宅の実例をご紹介。

どれも統一感のあるインテリアで、お部屋のテイストに合ったカーテンを選んでいます。

思わず真似したくなるようなデザインばかりなので、ぜひ参考にしてくださいね。

ふかし壁+間接照明でおしゃれ度アップ

出典:https://www.toyota-woodyou.co.jp/order/works/36
壁をふかしてカーテンボックスを作ることで、レールが隠れてすっきりして見え、上品な仕上がりに。

上部には間接照明をプラスすることで、デザイン性もアップ。

シンプルながらも取り入れやすいデザインが魅力的です。

憧れのホテルライクな暮らし

出典:https://www.hoei999.co.jp/info/2020/01/%E3%80%90%E6%9C%80%E6%96%B0%E6%96%BD%E5%B7%A5%E4%BE%8B%E7%B4%B9%E4%BB%8B-vol-63%E3%80%91%E3%83%9B%E3%83%86%E3%83%AB%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%82%AF%E3%81%AA%E3%83%AA%E3%83%93%E3%83%B3%E3%82%B0-2/
カーテンレールを天井付けにすることで、空間が縦に広がり開放感ばっちり。

カーテンの色やレールをあえて飾らないホワイト系にしているのも、一体感があり上品です。

生活感を感じさせない、ホテルライクな暮らしに憧れますね。

落ち着きのある空間デザイン

出典:https://www.hinoki-j.jp/case/%E3%83%9B%E3%83%86%E3%83%AB%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%82%AF%E3%81%AA%E9%82%B8%E5%AE%85/
天井まで高さのあるサッシに、カーテンボックスをつけてすっきりとしたデザインに。

装飾しすぎないことで、上質な空間デザインを叶えています。

暖かみのある色合いでコーディネートされており、おしゃれさと居心地の良さを感じます。

海外のような吹抜カーテン

出典:https://roomclip.jp/photo/B5dK
吹抜の高い天井から、床まで落ちるレースのカーテンがとてもおしゃれ。

窓の枠内には、しっかりと視線を遮られるよう別のカーテンがあるので安心です。

カーテンを束ねるタッセルも、お部屋の雰囲気に合っていますね。

ニュアンスカラーでまとめたおしゃれ空間

出典:https://komono.me/77162
天井を折り上げてカーテンボックスを作り、天井から吊るされたようなデザインに。

床材とマッチした色味のブラインドカーテンが、やわらかな空間を作ってくれています。

カーテンボックスと縦型ブラインドは相性がいいので、部屋が広く見える相乗効果がありおすすめです。

LDKと外がつながる間取り

出典:https://www.clasishome.jp/works/sotonakanobiyaka/
天井を折り下げて、軒天と同じ素材を貼ったデザインが魅力的。

中と外のつながりが生まれ、空間が広がる効果があります。

カーテンレールは天井に埋め込むことで存在感をなくし、すっきりとまとまっています。

勾配天井が映える上質な空間

出典:https://www.clasishome.jp/works/tutumasii_utsukushisa/
リビングの勾配天井と大開口のサッシで、広々とした空間を叶えています。

勾配天井にカーテンボックスを作ることで、カーテンもインテリアの一部として馴染んでいますね。

落ち着いたトーンでまとめられたデザインは、上品でとてもおしゃれ見えします。

連なる窓をカーテンで一体に

出典:https://www.checkhouse.net/case/18464/
一つの窓に一つのカーテンではなく、連なった窓すべてをカーテンで覆っています。

空間を広く見せるコツは、なるべく”線”をなくすこと。

カーテンが一体になり線がなくなるため、広々としていて開放感がありますね。

ホテルライクを叶える暮らし

出典:https://www.checkhouse.net/case/14551/
窓の上部の壁をふかし、壁と異なる素材にすることで、デザイン性を高めています。

広々とした空間になかに、木目がいいアクセントに。

埋込レールに縦型ブラインドカーテンも、ホテルライクな雰囲気にぴったりです。

憧れの海外の暮らし

出典:https://www.freedom.co.jp/architects/case710/
間取りはシンプルですが、色合いや手すりのデザイン、窓の格子などを組み合わせ、まるで海外のホテルのような仕上がりに。

カーテンは吹抜の天井にレールを埋込み、一階まで吊り下がったようなデザインがおしゃれです。

カーテンを開ければ、吹抜からたっぷりと外からの光を取り込めます。

ワンランク上の空間づくりをしよう

家づくりでは、カーテンもインテリアの一部です。

ただ取り付けるだけでなく、デザインにもこだわってみると、カーテンも含め統一感のあるコーディネートに。

デザインによってお部屋の雰囲気も変わるため、ぜひカーテンについても考えてみてくださいね。

なかなか間取り決めの段階でカーテンまで考えられないかもしれませんが、なるべく早くから計画しておくのがベター。

完成した空間をイメージしながら、ドアや家具の配置にも気を付けましょう。

一生に一度の家づくりなので、ぜひ細部までこだわってワンランク上のおしゃれな空間づくりをしましょう。
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