ペットと暮らす家づくりを叶える、注文住宅でおすすめのペット用床材10選

注文住宅は間取りやデザインを自由に決められるのが魅力です。

わんちゃんや猫ちゃんなどペットを飼っている人ならば、ペットも過ごしやすい家づくりを叶えたいですよね。

ペットのための家づくりとして最も取り入れやすいのが、壁や床の素材をペットに優しいものを選ぶこと。

最近ではペット専用の床材も増えてきており、ペットの健康やメンテナンスのしやすさが注目されています。

本記事では、ペットと暮らす注文住宅での家づくりにぜひおすすめしたい、ペット用床材10選をご紹介します。

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目次

ペットに優しい床材とは?

一般的にフローリングは滑りやすく、ペットの歩行に負担がかかると言われています。

特にわんちゃんは爪を地面に食い込ませて走るため、フローリングでは滑ってしまい、関節を悪くしてしまう恐れがあるため注意が必要。

歩きやすさの他にも、掃除のしさすさ、耐久性、素材など、ペットと暮らすうえで気を付けるべき点はたくさんあります。

滑りやすくないかどうか

床が滑りやすいと、ペットが思うように歩いたり走ったりできず、体に負担がかかってしまいます。

特に活発に動き回る子犬や子猫、シニア犬やシニア猫などは、健康のためにも滑りにくい床材だと安心。

フローリングやタイルは非常に滑りやすく、特に大理石などは傷も付きやすくペットには適していません。

無垢の床材も人気ですが、シミができやすく埃も溜まりやすいため、ペット向きとは言えないです・・・

例えば滑り止め加工のあるフローリング、クッションフロア、カーペット、コルクマットなどが体への負担が少なくおすすめです。

メンテナンス性はどうか

ペットを飼っているとどうしても気になるのが、掃除のしやすさなどのメンテナンス性です。

抜け毛や粗相してしまったとき、食べこぼしなどがあったとき、さっとお掃除できれば楽ですよね。

溝が深い無垢のフローリングや、染みになりやすいモルタルは避け、防水性に優れた床材を使うのがベター。

トイレがまだ完璧でないうちは、カーペットなど吸水性の良いものも避けた方がいいでしょう。

耐久性はどうか

ペットと暮らすうえでは、耐久性も考慮した床材選びが大切です。

例えば無垢の床材は木のぬくもりを感じられるのが魅力ですが、シミができやすい・傷が付きやすいといった特徴も。

他にもカーペットや畳は爪で毛羽立ちしやすいため、すぐにボロボロになってしまう可能性があります。

傷が付きにくい、または目立ちにくい色の床材を選んでおくと、長く快適に暮らせますよ。

保温性はどうか

ペットは人と違い洋服を着ないため、体温調整が苦手な子も多いです。

暑さや寒さに弱い子であれば、一年中快適に過ごせるよう保温性に優れた床材を選んであげましょう。

例えばタイルは冷たくひんやりしていて夏にはぴったりですが、冬は足元から冷える原因に。

「それなら床暖房は?」と思うかもしれませんが、床との距離が近いペットにとっては、床暖房は暑すぎるためあまりおすすめはしません…

床暖房を取り入れる場合は、全館床暖房は避け、暑いときに涼めるような場所を作ってあげるといいですよ。

機能性はどうか

最近はペットに特化した床材も増えてきており、防水加工・消臭性・抗菌性など優れた機能を併せ持つ商品がたくさんあります。

粗相や食べこぼしは、しっかり掃除をしないと匂い残りやダニを寄せ付ける原因に。

夏場は虫が寄ってくる危険もあります。

機能性に優れた床材を採用することで、日々のお手入れも簡単に、ストレスなくペットとの暮らしを楽しめますよ。

素材別のメリット・デメリット

ペットのための床材はフローリング以外にも様々な種類がありますが、それぞれにメリットとデメリットがあります。

メリット・デメリットをしっかりと比較検討して、ペットが健康に暮らせるような床材を選んであげましょう。

フローリング

注文住宅の床材のなかで、最も多く採用されているのがフローリングです。

シート・挽板・突板・無垢など様々な種類のフローリングがあり、サイズやカラーバリエーションも豊富なのが魅力。

貼り方によっても雰囲気が変わるので、工夫次第でデザインは無限大ですが、ペットにとってはデメリットになる面もあります。
メリット
・種類が豊富でデザイン性に富んだものも多い
・どんなテイストの家にも合う
・比較的安価で、ペットに特化したシリーズも増えている
デメリット
・一般的なフローリングは滑りやすい
・無垢は高価なうえにシミや傷ができやすい

クッションフロア

クッションフロアは水回りなどによく採用される、塩化ビニール素材で出来た床材です。

表面に木目や柄などがプリントされており、フローリング調から大理石調までデザインが豊富なのが魅力。

一方でクッションフロアは狭い範囲に貼ることが多く、LDKなどのメインの部屋には向かないという面もあります。
メリット
・クッション性に優れフローリングに比べると滑りにくい
・メンテナンスがしやすくDIYもしやすい
・安価なものが多い
デメリット
・表面にプリントされているためデザインによっては安っぽさがある
・引っ掻き傷ができやすい

フロアタイル

フロアタイルは塩化ビニール素材でできた、タイル状の床材のこと。

クッションフロアがシート状なのに対し、フロアタイルは本物のタイルのように一枚づつ貼り合わせていきます。

質感や模様がとてもリアルで本物に近いですが、タイルよりも費用を抑えることができます。

メリット

・本物に近くデザイン性が高い

・タイルのように底冷えしない

・耐久性が高く傷が付きにくい

デメリット

・フローリングよりも高価

・素材によっては滑りやすい

タイル

タイルは高級感があり、ホテルライクな家やインダストリアルな雰囲気に合うため、おしゃれな家づくりには欠かせません。

タイルには磁器質タイル・せっ器質タイル・陶器質タイルなど様々な種類があり、特徴も様々。

なかには非常に滑りやすくペットには向かない種類もあるので、タイルの素材選びには注意が必要です。
メリット
・高級感がありデザイン性が高い
・夏は涼しく快適に過ごせる
・浸透性がなく掃除しやすい
デメリット
・デザインによっては滑りやすい
・せっ器質タイルや陶器質タイルは冬は冷える

カーペット

カーペットはラグのように一枚で置くタイプ、タイルカーペットのように必要な部分にのみ敷き詰めるタイプがあります。

最近では寝室やワークスペースにカーペットを敷きたいという要望も多く、DIYする人も増えていますよね。
メリット
・ペットが滑らない
・冬でも暖かい
・タイルカーペットであれば汚れた部分だけ取り換えができる
デメリット
・毛羽立ちしやすく、ごみも溜まりやすい
・粗相があると生地に染み込みやすい
・お掃除ロボットには向かない

モルタル

モルタルは玄関や土間などに多く採用され、無骨でおしゃれな雰囲気が魅力。

カフェスタイルやインダストリアルなど、幅広いデザインと相性がいいため、若い世代を中心に人気が高いです。

しかしペットとの相性はあまり良くなく、取り入れる際はデメリットも理解したうえで決めましょう。
メリット
・おしゃれで唯一無二の雰囲気が人気
・部屋の一部に採用しても馴染みやすい
・掃き掃除がしやすい
デメリット
・シミになりやすく汚れが目立つ
・メインで過ごす場所には向かない
・冬は冷える

ペットにおすすめのペット用床材10選

最近では様々なメーカーからペットに配慮した床材が発売されており、比較的安価で取り入れやすいものも多いです。

サイズやカラーバリエーションも豊富なので、どんなテイストの家にも合わせやすいといった特徴も。

どれもペットと暮らす家づくりでぜひ採用してほしい、ペットに優しい機能のある床材です。

【大建工業】ワンラブフロア

出典:https://www.daiken.jp/flooring/lineup/10100021.html
ワンラブフロアⅣは愛犬との暮らしをサポートする床材で、ペットが安心して過ごせる工夫が盛りだくさん。

まず小型犬の肉球の滑り抵抗を考慮し、フローリングのデメリットである滑りやすさを軽減。

また引っかき傷や汚れにも強く、食べこぼしや粗相があっても掃除がしやすいといったメリットも。

全8色のカラーバリエーションから選択できるので、家の雰囲気に合ったものを選べます。

大建工業は建材メーカーのため、価格もお手頃なのが嬉しいですね。

フローリング/全8色/㎡あたり12,070円/床暖房対応

【サンワカンパニー】キャンバス

出典:https://www.sanwacompany.co.jp/shop/series/S0984/
サンワカンパニーのキャンバスは、あらゆる機能性を兼ねたペット対応フローリングです。

滑りにくい・傷に強いといった機能の他、ワックス不要でペットの健康に配慮していたり、抗菌塗装がされていたりと、ペットが健康に過ごせる工夫がたくさんあります。

ペットが寝転んでもヒヤッとしない、新技術「Wヒーリング塗装」は、触り心地の良さも抜群。

サンワカンパニーはおしゃれで機能性の高い建材が人気ですが、キャンバスは価格も㎡あたり3,700円と手頃なので採用しやすいですね。

フローリング/全6色/㎡あたり3,700円/床暖房対応

【LIXIL】ラシッサSフロア・ラシッサDフロア 耐水・ペット

出典:https://www.lixil.co.jp/lineup/livingroom_bedroom/lasissa_taisui/
LIXILは住宅設備や建材など幅広い商品を扱うメーカーで、トータルコーディネートが叶うのが魅力です。

ラシッサシリーズの耐水・ペットは、耐水性と抗菌性のほかにも、優れた耐アンモニア性も兼ね備えており、ペットとの暮らしにぴったり。

また傷にも強く、変色しにくい、すべりに配慮した表面仕上げですべりにくいといった機能も。

全12種類から選択でき、マーブル調や石目調のデザインもあるので、様々なテイストの家に馴染みます。

フローリング/全12色/坪あたり39,000円~/床暖房対応

【サンゲツ】Hフロア 消臭快適フロア

出典:https://www.sangetsu.co.jp/newproduct/hfloor20/
サンゲツの消臭快適フロアはペット特有のにおいを軽減する、消臭機能付きのクッションフロア。

表面に消臭剤を加工しており、ペットのにおいの原因となるアンモニア臭、食べこぼしなどによる生ごみ臭、汗や排せつ物に含まれる酢酸など、高い消臭効果を発揮します。

また引っかき傷に強く、クッション性があり滑りにくいため、ペットの足や関節の負担軽減にも。

石目調3種類、フローリング調5種類の、全8種類から選択できます。

クッションフロア/全8色/㎡あたり4,200円/床暖房不可

【朝日ウッドテック】ライブナチュラルプラス for Dog

出典:https://www.woodtec.co.jp/products/lineup/flooring/livenatural/livenaturalplus-fordog/
ライブナチュラルプラス for Dogは天然木の突板フローリングで、木ならではのぬくもりを感じながらも、わんちゃんのためのすべりにくさも実現。

ペットの健康と、天然木のフローリングのどちらも叶えられる仕様となっており、素材にこだわった家づくりをしたい人におすすめです。

また抗ウイルス・抗菌フローリングとなっているので、寝転がったり、匂いをかいだりしても安心。

ナチュラル系、オーク系など全4色、8種類から選択できます。

フローリング/全8色/㎡あたり14,250円~/床暖房対応

【パナソニック】アーキスペックフロアWクリア

出典:https://sumai.panasonic.jp/interior/floor/lineup/flooring.php?name=archi-spec_w_clear_a
アーキスペックフロアーW クリアはマイスターズウッドという、年月が経っても天然木の美しさが色あせない、パナソニック独自の突板を使用したフローリングです。

床の表面には抗ウイルス剤・抗菌材・アレル物質抑制材を配合。

またアンモニアに強く、傷や汚れが付きにくいといった特徴もあり、ペットとの快適な暮らしを叶えてくれます。

犬や猫のフケといったアレル物質も抑制してくれるので、小さいお子さんがいる家庭にもおすすめです。

値段は決して安くはありませんが、天然木ならではの高級感も楽しめますよ。

フローリング/全7色/㎡あたり11,000円/床暖房対応

【永大産業】エコメッセージSパートナーワン

出典:https://www.eidai.com/product/flooring/knowledge/kiso_seino_07.html
エコメッセージSパートナーワンは表面に特殊防滑コートを加工した、ペットに優しいフローリングです。

フローリングの溝にもフィルム加工しており、水分の侵入を防いでくれるので、粗相があっても安心。

アンモニアや汚れ・すり傷・引っかき傷にも強いといった、うれしい機能も充実しています。

人気のブラックチェリーやウォルナットを含め、全5カラーから選択できます。

フローリング/全5色/床暖房対応

【東リ】CFシート-P NW

出典:https://www.toli.co.jp/product_floor/cf_sheet/index.html
東リのCFシート-P NWは店舗やペット向けのクッションフロアで、木目や石目調など豊富なバリエーションが魅力。

人もペットも歩きやすいよう防滑機能のほか、抗ウイルス性・消臭性・抗菌性にも優れ、快適なペットとの暮らしを叶えてくれます。

ペット特有のアンモニア臭などのにおいもしっかり消臭してくれるので、子犬や子猫を迎えても安心ですね。

また高耐久UV樹脂コーティングにより、水拭きだけでさっと汚れを落とせるといった機能も。

ぐっとおしゃれ感の増すヘリンボーン調やパーケット調など、全75種類から選択できます。

クッションフロア/全75種類/㎡あたり
4,150円~/床暖房不可

【サンワカンパニー】ネコフロア ヒノキ

出典:https://www.sanwacompany.co.jp/shop/series/S0946/
ネコフロアヒノキはその名の通り、猫ちゃんが歩きやすく、快適に過ごすための床材です。

ヒノキは調湿機能が高く、弾力性もあるため、着地の際の衝撃を抑える効果があります。

そのため、高いところが好きな猫ちゃんにはぴったりな素材なんです。

またヒノキは消臭効果が高いという特徴もあり、無垢のヒノキならではの香りも楽しめるのも魅力。

塗装には舐めても安心な自然素材を使用しているので、小さいお子さんでも安心・安全です。

フローリング/全2色/㎡あたり6,930円~/床暖房不可

【リリカラ】ニュー住まいるフロア

出典:https://www.lilycolor.co.jp/interior/lilycolornote/220202.html
ニュー住まいるフロアは防水効果のあるクッションフロアに、防滑性・汚れ防止・消臭加工など、ペットと快適に暮らせる機能を組み込んだ床材です。

表面をコーティングにより加工することで滑りやすさを軽減しているほか、汚れが付きにくく掃除が楽にできる、変色しにくいといった効果も。

水分もすぐに浸透しないため、粗相や食べこぼしがあってもさっと拭き取れるのも魅力。

また表面には消臭剤も配合しており、ペット特有のにおいを軽減できるため、来客時でも安心です。

フレンチヘリンボーンやオンダガタライトといった、トレンドの柄も選べますよ。

クッションフロア/全8色/㎡あたり4,100円/床暖房不可

まとめ

ペットと快適に暮らすには、ペットが安全に過ごせることはもちろんですが、飼い主さんの手間も軽減してくれるものを選ぶことが大切です。

せっかく注文住宅で家を建てるなら、いつまでもきれいに保ちたいですよね。

ペットとの暮らしも考慮して家づくりを進めていけば、お互いがストレスなく充実した時間を過ごせるはず。

様々な機能が備わった商品がたくさんあるので、機能やデザイン、価格などを比較して、ぜひ家づくりに取り入れましょう。
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