注文住宅の完成間近!引き渡し前後の準備と手続き11項目

注文住宅で家を建てた際には、家が完成して引っ越しをする前後に、様々な準備をしておかなければなりません。

住所変更の手続きはもちろんのこと、ライフラインの手続き、火災保険の手続きなど、やるべきことは盛りだくさん。

必要な手続きを忘れてしまうと、新生活に思わぬアクシデントが起こることも・・・

そうならないよう、引き渡し日が決まったら余裕を持って二ヵ月前くらいから準備を進めるのがおすすめ。

新しい暮らしをいいスタートにするためにも、引き渡し前後にやっておくべき11項目をしっかりとチェックしておきましょう。

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目次

注文住宅の引き渡し前の準備

注文住宅での家づくりでは、新生活に合わせて、家が完成する前にやっておくべきことがあります。

ライフラインの手続きや引っ越しの手配など、スムーズに新生活が送れるよう、新しい家に住むための準備しておかなければなりません。

ライフラインの手続き

新しい家で生活をするには、電気・ガス・水道といったライフラインが不可欠です。

電気や水道はネット申込みや電話連絡だけでも問題ありませんが、ガスの開栓には立ち合いが必要なため、日付を決めて連絡しておきましょう。

ただし、建築会社が既に工事用として仮設しているケースがほとんど。

そのような場合には名義変更が必要ですが、建築会社が行うのか、自分で行うべきなのか、事前に確認しておきましょう。

インターネットの手続き

インターネットの手続きも、引っ越しに合わせて行わなければなりません。

最も主流な光回線だと、入居する二ヵ月ほど前に申し込むのがベストだと言われています。

「新居に引っ越したけど、手続きを忘れていてテレビが見れない・・・」

こんな失敗談もよく耳にするほど、忘れがちなので注意してください。

回線の引き込みは工事を伴うものなので、入居後にすぐ利用できるようにするためも、早めに手続きを行いましょう。

火災保険の手続き

家を建てたら、万一の火災や自然災害、盗難などに備えて必ず火災保険に入りましょう。

保険会社や補償する内容により金額が変わるので、契約内容をしっかりと比較検討し、引き渡し日から保険が開始されるよう手続きが必要です。

建築会社からも案内があるかと思いますが、複数社で相見積もりを取るといいですよ。

最近では、火災保険の割引が適用される「省令準耐火構造」が標準仕様となっている建築会社がほとんど。

自身で火災保険の手続きをする際には、「特記仕様書」が必要となるので、建築会社に事前に用意してもらいましょう。

引っ越しの手続き

引き渡し日以降で引っ越しを行う日を決め、早めに予約を行いましょう。

引っ越し業者によって費用は異なるため、こちらもしっかりと比較検討してくださいね。

年末や年度末は引っ越しのハイシーズンとなり、予約が取りにくいだけでなく、料金も高くなるので早めの予約が望ましいです。

家具や家電を新調する場合には、引っ越し先の住所に届けてもらうようにすると、手間が省けていいですよ。

賃貸の退去手続き

引っ越しまで賃貸に住んでいる場合には、退去手続きを済ませておかなければなりません。

引っ越し日の一ヵ月前までに、管理会社に退去の申し出を行うのが一般的です。

退去の申し出をすると同時に、新しい借り手の募集も始まる場合がほとんどで、一度日にちを指定したら原則変更はできません。

必ず、引っ越し日を決めてから手続きを行いましょう。

賃貸契約の解約だけでなく、ライフラインの解約、火災保険の解約、インターネットの解約、郵便の転送手続き等も忘れずに。

登記の手続き

注文住宅では、建物の完成に合わせ登記の手続きも必要です。

司法書士へ依頼するのが一般的ですが、建築会社にはそれぞれ付き合いのある司法書士がいると思うので、任せておくのがベター。

相場以上に高額を請求されることはないはずなので、安心して任せましょう。

知人などに依頼する場合には、必要な書類の準備などもあるので、早めに手配しておきましょう。

役所での手続き

引っ越しをする前に、旧住所の役所へ転居の手続きを済ませておきましょう。

転居届や、国民健康保険の資格喪失の手続きを行わなければなりません。

お子さんが学校へ通っていれば、転校手続きも必要です。

注文住宅の引き渡し当日の流れ

引き渡し日には、鍵の受け渡しの他に、建築会社の保証、メーカーの保証、設備の取り扱い、アフターについてなどの説明があります。

また、図面通りに家が作られているのか、施工に不備はないのかなどもチェックしましょう。

鍵の受け渡しの確認

家の鍵は引き渡し日に受け取るのが一般的です。

それまでは工事用のキーを使用し、引き渡しと同時に工事用のキーは廃棄します。

玄関以外にも、勝手口や倉庫など、全ての鍵が揃っているか、電動シャッターや電子キーも揃っているか確認しましょう。

図面と相違がないかの確認

一般的には、引き渡しの前に「内覧会」や「施主検査」という、家がきちんと仕上がっているかのどうかの確認が行われます。

しかし、建築会社によっては事前の確認を行わないケースもあるので、引き渡し日にしっかりとチェックしましょう。

万が一不備があった場合は、建築会社の施工ミスなのか、施主側の認識違いなのか、どちらに非があるのかで揉めることもしばしば。

そうならないよう、打ち合わせの内容やお願いしたことなど、引き渡し日まで記録に残しておくと安心です。

傷や汚れの有無の確認

引き渡しの前にハウスクリーニングを行いますが、しっかりと清掃が行き届いているかどうかの確認も重要です。

工事では木くずや埃がどうしても出るので、新築なのに埃っぽかったなんて体験談もあるほど。

また、床や壁にこすった跡や傷がないかどうかもしっかりとチェックします。

もし引き渡し完了後に発覚しても、以前からあった傷かどうかの判断ができなくなってしまうので、必ず当日のうちに確認してください。

注文住宅の入居後にやるべきこと

引き渡しが完了し入居が終わったら、新住所の役所でも手続きを行わなければなりません。

市役所は平日しか空いていないため、平日に手続きに行ける日を準備しておきましょう。

役所での手続き

新住所の役所でも、様々な届け出や手続きが必要です。

特に転入届は入居後二週間以内に行わなければならないため、あらかじめ役所へ行く時間を決めておくといいでしょう。

転入届、国民年金への加入手続き、マイナンバーカードの住所変更、運転免許証の住所変更、車庫証明の住所変更など必要な手続きはたくさんあるので、見落としがないよう事前に確認しておくと安心です。

また銀行口座、クレジットカード、保険などの住所変更も忘れずに行いましょう。

ペットを飼っている場合は、届け出も忘れずに。(わんちゃんは必要、猫ちゃんなど小動物は不要です)

入居後も安心して暮らすためには?

注文住宅での家づくりは引き渡しをしたら終わりではなく、今後10年20年と付き合いが続くもの。

完成後は家のことで不安などあれば、アフターメンテナンスというかたちでフォローを受けていきます。

安心して暮らすためにも、大切な書類は建築会社に任せきりでなく、必ず自分でも管理しておきましょう。

特に工事請負契約書、検査済証、登記書類、金消契約書などは重要です。

今後もし住宅ローンの借り換えや、家の売却をする際には必要になるので、大切に保管しておいてください。

長く安心して暮らせるよう、しっかりと準備を整えて、新生活をスタートさせましょう。

まとめ

注文住宅での家づくりでは、たくさんの人が関わり、様々な手続き等が必要です。

なかには建築会社が代行してくれるものもありますが、基本的には自身で行うため、どのタイミングで何をすべきかしっかりと把握しておくことが大切。

残念なことに、なにも教えてくれない不親切な担当者もいます・・・

決して任せきりにせず、手続きを忘れて損をすることがないよう、しっかりと確認しながら家づくりを進めていきましょう。

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