注文住宅の費用を抑えたい人必見!コストダウンのテクニック30選

注文住宅で家を建てるなら、理想を詰め込んだ家にしたいと思うのは当たり前。

しかし、詰め込みすぎて予算オーバーになってしまった・・・と悩む人は多いのではないでしょうか。

「せっかく素敵な建築会社に出会い、理想の家を建てられると思ったのに、減額に必死で大変・・・」

これ、家づくりのあるあるです。

そんな悩みを抱える人たちのために、費用を抑えるための、コストダウンのテクニックをお伝えします。

大手ハウスメーカーに4年 / 年間1,000棟を手掛けるビルダーに8年

注文住宅業界に12年間勤めていた知識と経験を活かし、家づくりのノウハウを発信しています✨

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目次

注文住宅で費用を抑えるためには

注文住宅は間取りを自由に設計できるのはもちろん、建材や設備なども自由に選ぶことができます。

そのため、大きく分けて、

①間取り
②建材・設備
③値引き

以上の3点を考え直すことで、費用を抑えることができ、コストダウンにつながります。

間取りでのコストダウン

間取りでのコストダウンは、家の形をはじめ、窓や壁の数、ドアの数などで調整を行います。

打ち合わせが進むと間取りの変更ができなくなるので、予算に不安がある場合は早めに間取りの相談を行いましょう。

床面積を小さくする

最も手早く、がつんと費用を抑える方法は、床面積を小さくすることです。

床面積が小さくなれば、必要な資材や建材が少なくなるため、何百万という単位でコストダウンが可能に。

LDK・寝室・子ども部屋などといった居室の広さや、洗面所・脱衣所・トイレ・玄関ホールなどもう少し狭くてもいいかなと思うところがあれば、検討してみましょう。

「とにかくLDKを広くしたい!」という声は多いですが、なぜ広さが欲しいのか、本当に必要な広さなのかを考えてみるのもいいですよ。

なるべく総二階にする

総二階とは、一階と二階の床面積が同じ家のこと。

例えば一階の床面積が70㎡で、二階の床面積が50㎡だとすると、総二階に比べて基礎の面積や下屋の面積が増えるため、費用が高くなってしまいます。

また二階の部屋の方が飛び出ている、オーバーハングと言われる形も費用が余分にかかります。

なるべく総二階にすることで余分な資材をカットすると、費用を抑えることが可能に。

ちなみに、坪単価でみると 総二階<平屋<半平屋 といったように、順に高くなっていきます。

凹凸をなくし四角にする

凹凸が多く複雑な形の家ほど、角が増え費用は高くなります。

なるべく凹凸をなくし、四角に近づけることで、余分な費用のコストダウンが可能に。

最近では四角いBOX型のデザインの家も多く、シンプルながらもおしゃれな注文住宅がたくさん建っているので、参考にしてみるといいでしょう。

窓の数を減らす

窓を小さくしたり、数を減らすことで、費用を抑えることができます。

ただし法律上必要な窓もありますし、あまりに減らしすぎて家の中が暗くなってしまっては良くありません。

窓を減らしすぎた結果、部屋が暗く日中も電気を付けっぱなし・・・となっては本末転倒。

特寸の窓は高価なので、なるべく規格サイズの窓を使い、なくしても問題ない窓はなくしましょう。

最近では換気システムが充実しているため、キッチン周りやお風呂、脱衣所などの窓をなくす人も多いですよ。

シャッターや防犯サッシは最低限にする

シャッターには雨よけや防犯の役割がありますが、本当に必要かどうか考えてみましょう。

最近の傾向としては、見た目のすっきりさを重視し、シャッターを付けない家庭も多いです。

また防犯サッシは価格が高いため、必要最低限の場所のみに採用するようにしましょう。

バルコニーをなくす・小さくする

バルコニーは防水工事や、雨水を排水するための工事が必須。

面積が大きければ大きいほど費用がかかるため、バルコニーをなくしたり小さくすることで、費用を抑えることができます。

インナーバルコニーの場合は、一般的なバルコニーに比べ外壁・屋根の面積が増えるため、普通のバルコニーにするだけでも効果あり。

最近では防犯やプライバシーの観点から、室内干しをする家庭も多く、注文住宅ではバルコニーを希望しない人も多いです。

間仕切りをなくす

壁が多いと、それだけ木工事やクロスを貼る面積が大きくなり、ドアの費用もかかります。

例えば玄関とSCL、パントリーとLDK、寝室とWICなどの間仕切りの壁をなくすことで、費用を抑えることが可能に。

子ども部屋同士の間仕切りをなくし、子どもが大きくなってから壁を増やす、といった例も多いですよ。

和室を畳コーナーにする

昔は独立した和室を作るのがスタンダードでしたが、最近ではLDKの一角に畳コーナーを設けることが多いです。

壁ではなくロールスクリーンで仕切ったり、小上がりのスペースにすると、LDKとつながりつつも独立したスペースになるのでおすすめ。

お子さんのお昼寝や遊び場、勉強スペース、来客時の就寝スペースとして畳コーナーを作る人が多いです。

床や天井の増減をなくす

床や天井の増減があると、その分費用がかかってしまいます。

キッチンや階段下などのダウンフロア、小上がりの畳コーナー、ヌック、折り上げ・折り下げ天井など、増減のある間取りの場合は、本当に必要かどうか検討してみましょう。

ただ、小上がりは下に収納スペースを作ることもできるので、そのぶん物入をなくしてコストダウンさせる方法もありますよ。

ドアをなくしオープンにする

ドアの数が多いとそれだけ費用も高くなるため、ドアをなくしオープンにすることで費用を抑えられます。

例えば書斎のドアをなくして半個室スペースにする、洗面所を洗面コーナーに変える、クローゼットのドアをなくしオープン収納にするなど。

ドアが減ればコストダウンだけでなく、掃除がしやすくなるといったメリットも。

ただドアをなくしすぎて、使い勝手の悪い間取りになってはいけないので、相談しながら検討してみてください。

収納をまとめる

注文住宅では「とにかく収納スペースがたくさん欲しい!」と希望する人が多いです。

もちろん収納計画をしっかり立てることは大切ですが、収納スペースが多いとそれだけ壁やドアも多くなり、費用も高くなりがちに。

クローゼットを一カ所にまとめてファミリークローゼットにしたり、納戸に収納するなど、スペースをまとめることでコストダウンになります。

水回りをまとめる

お風呂や洗面などの水回りは、なるべく一カ所にまとめることで排水工事の費用を抑えられることも。

水回りがまとまっていると、コストダウンだけでなく、家事動線が良くなるというメリットもあります。

ただ忙しい朝の時間帯や、来客時などに混み合わないよう、回遊できる間取りにするなどの工夫も必要です。

建材・設備でのコストダウン

家を建てて生活をするためには、外装・内装の仕上げや、キッチンやお風呂などの設備機器も不可欠。

施工範囲の広い外壁材・床材・クロス、単価が高いキッチンなどのグレードを見直すだけでも、大きく費用を抑えられます。

外壁材を見直す

外壁材は窯業系サイディング<金属系サイディング<塗り壁<木質板<タイル<ALCパネルの順に高くなります。

耐久性やメンテナンス性も考えると、費用の安い窯業系サイディングがいいとは一概には言えません。

しかし部分的にタイルや塗り壁を使用し、人目に付かない部分はサイディングにするなど、工夫をすることで費用を抑えることができます。

外装材は外観のデザインを決めるものでもあるので、プロと相談し、納得してからグレードダウンするようにしましょう。

玄関ドアを見直す

玄関ドアは各メーカーから様々なデザインのものが販売されており、選択肢も豊富です。

最近ではカギを出さなくても解錠・施錠のできるタッチキーや、家の中から操作できる電子キーなども人気。

建築会社によっては、寒冷地仕様の断熱性能が高い玄関ドアを標準仕様としている場合もあります。

しかし便利なものはそれだけ費用がかかるため、必要以上にいいものを選んでいないか、見直してみてください。

床材を見直す

フローリングといっても、合板フローリング、複層フローリング、突板フローリング、無垢フローリングなど多種多様。

他にもフロアタイル、タイル、クッションフロアなどたくさんの種類がありますが、質感やデザインも違えば、もちろん価格も異なります。

来客のあるパブリックスペースはいい床材を採用し、プライベートスペースは費用を抑えるなど、工夫をすることでコストダウンにつながります。

最も予算を抑えられるのはシートの合板フローリングですが、最近はプリント技術も高いため、見た目が安っぽいということはありませんよ。

壁紙(クロス)を見直す

壁にはクロスを貼るのが一般的ですが、クロスにもグレードがあり価格は様々。

無地のものは価格が安く、柄がプリントされたもの、質感にこだわったもの、防水・防臭効果のあるものは費用が高くなります。

最近ではクロスの上から塗装できる塗料や、簡単にDIYできるクロスも豊富。

DIYなども視野に入れながら、コストダウンできる部分はないか検討してみるのもいいでしょう。

なるべくDIYする

例えば飾り棚の取付や、部分的なタイル貼り、ウッドデッキなどDIYできるものがあれば、一旦やめるのも一つの手段。

建築会社に依頼すると、商品代金の他に工賃がかかりますし、利益を乗せるぶん費用が高くなります。

自分でDIYすることで余分な費用がカットでき、コストダウンが叶います。

キッチンのグレードを見直す

キッチンは住宅設備のなかでも、デザインやグレードによって価格が大きく変わります。

最近では使いやすさを追求し、様々な機能が付いたキッチンも多数。

様々なオプションを追加し、キッチンだけで数十万円の追加費用になってしまった、という例も多いです。

特に女性はキッチンにこだわりたいと思いますが、必要以上の機能が付いていれば、そこをカットすることで費用を抑えられます。

トイレのグレードを見直す

最近では手洗いのないタンクレストイレが人気ですが、タンクのあるシャワートイレに比べると費用が高く、別で手洗いも必要になるため割高に。

タンクレストイレを標準仕様としている建築会社も多いですが、特にこだわりがない場合は、グレードダウンも検討してみてください。

二階のトイレをシャワートイレに変えるだけでも、数万円のコストダウンになりますよ。

洗面を見直す

洗面台を造作するのか、メーカーの既製品を使うのかによって費用は大きく変わります。

メーカー品はコスパに優れているだけでなく、メンテナンス性や利便性も考えて作られており、保証も付くので個人的にはおすすめ。

最近では造作っぽく見えるおしゃれな商品も多いので、デザインにこだわったものを探してみるのもいいですよ。

また、玄関の手洗いやトイレの手洗いを計画している場合は、手洗いスペースを一カ所にするとコストダウンになります。

なるべく既製品を使う

既製品はコスパに優れるだけでなく、使い勝手も考えて設計されているため、使いやすいといったメリットがあります。

また、万一不具合があっても、保証があるので安心できるのも魅力のひとつ。

造作はオリジナリティがあっていいですが、そのぶん費用も高くなるため、なるべく既製品を使うことで費用を抑えることができます。

シーリングライトを採用する

最近では見た目のすっきりさを重視し、シンプルなダウンライトを選ぶ人が多いです。

しかしコスパで比較するとシーリングライトのほうが価格は安く済みます。

寝室や子ども部屋など、あまりデザインにこだわらなくてもいいのであれば、シーリングライトを採用するとコストダウンにつながりますよ。

引っ掛けシーリングのみ取り付けて、照明は施主支給するのもいいでしょう。

施主支給を活用する

施主支給とは、自分で建材や設備を用意し、取付だけ建築会社に依頼をすること。

例えば住宅機器メーカーに勤めていれば、社割で安く購入し、取付工事のみお願いすれば大幅なコストダウンになります。

他にもエアコンやカーテン、照明器具など、安く購入できるものがあれば施主支給を利用しましょう。

トイレのペーパーホルダーやタオル掛けなど、取付が簡単なものは、施主取付にすれば工賃もかかりません。

ただ重たいものは壁に下地が必要なこともあるので、必ず建築会社に相談してくださいね。

オリジナル商品を採用する

建築会社によっては、自社のオリジナル商品を採用しているところも。

例えば一条工務店や住友不動産はオリジナルキッチンを標準仕様にしていますよね。

オリジナル商品は価格が安いだけでなく、採用例が多くたくさんの施工事例を見れる、口コミや評判が聞こえやすいといったメリットもあるので、積極的に採用しましょう。

外構工事を見直す

外構工事には数百万円という費用がかかるため、内容を見直せば大幅なコストダウンが叶うことも。

カーポートや外灯など価格の高いものは、本当に必要かどうか、もう一度検討してみましょう。

人工芝や砂利をひくのも費用がかかるため、DIYできるものは外し、費用を抑える工夫をしてみてください。

また、外構業者については建築会社に紹介されたところで、他社と比較せずに決めてしまう人が多いです。

外構についても数社で相見積もりをし、予算に合ったところを選びましょう。

中間マージンをカットする

注文住宅では家が完成するまで、様々な会社、様々な人が関わります。

例えば外構工事やカーテン工事では、建築会社を通すことで紹介料が発生し、そのぶん費用を上乗せされてしまうことも。

もちろんいい商品を安く提供できるよう、提携を結んでいる場合もあるので一概には言えませんが・・・

もし予算に合わないな、少し高いかも、と感じたら他社と相見積もりをとるとコストダウンできるかもしれませんよ。

値引きでのコストダウン

策を尽くしたけれど、まだ予算オーバーになってしまう・・・

そんなときには、最終手段。

値引き交渉は契約前に限ってしまいますが、積極的に交渉をして、コストダウンを図りましょう。

値引き交渉のタイミングをはかる

例えば会社の決算月であれば、建築会社としては一棟でも多く契約をあげたいため、値引き交渉が有利に。

他にも、最近ではこどもみらい住宅支援があったように、国による住宅取得のための政策は、建築会社にとっては契約を取りやすいボーナス期間です。

普段よりも値引きに対し柔軟に対応してくれる可能性があるので、ぜひ値引き交渉にチャレンジしてみてください。

競合先の予算を伝える

もし複数の建築会社で話を進めているのであれば、駆け引きの材料にしてみましょう。

「A社の方が100万円安くて、予算の面で迷っています・・・」
「もう少し費用を抑えられないと、契約に踏み切れません・・・」

こんな風に言われたら、なんとか値引きを頑張って他社に勝とう!と思うでしょう。

価格帯が全く違う建築会社同士では意味がないですが、条件が似ていて競っているのであれば効果抜群。

相見積もりをしている余裕がない場合は、一括見積りサービスを利用することで、効率よく進められますよ。

条件を提示する

値引き交渉をされる側にとっては、はっきりと条件を提示してもらったほうが、上司への相談がしやすいです。

予算さえ合えば契約したいという気持ちがあるのなら、「いくらなら契約します」と条件を提示してみると効果的。

他にも、見学会に協力する、OB訪問に協力するなど、双方にメリットのある条件を考え、交渉の材料としてみましょう。

提示された条件を受ける

建築会社にとって契約日はもちろん大切ですが、大きなお金が動く、着工日や引渡日も大切です。

値引きをする代わりに、契約日や引渡日の確約を頼まれることがあるかもしれません。

他にも地鎮祭や上棟など、日柄を気にする行事では、大安の日に集中しがち。

日柄にこだわらないことで、少し値引きになる場合もあります。

値引きになる条件を提示されたら、無理でなければ受け入れて値引きをお願いしましょう。

まとめ

マイホームは一生のうちで最も大きな買い物なので、どうしても予算の壁に当たってしまいがち。

安ければ安いほどいいと思うかもしれませんが、ここまで紹介したコストダウンのコツは、ほどほどにしておくのが正解。

費用を抑えることばかりに必死になって、暮らしやすさを欠いたり、注文住宅らしさがなくなってしまっては意味がありませんよね。

こだわりたい部分と、予算と相談する部分の優先順位を付け、後悔のない家づくりをしましょう。
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