注文住宅の予算はどう決める?失敗しない予算決めの6ステップ

注文住宅は建売やマンションとは違い、自由にデザインできるオリジナリティの高さが魅力です。

生活スタイルに合った間取り、お気に入りのインテリアが映える内装、グレードのいいキッチン・・・など、理想はたくさんありますよね。

しかし、自由度が高いからこそ、初めにしっかりと予算を決めておくことが大切。

自分のキャパ以上の予算で建ててしまって、建ててからの生活に余裕がない―――

そうならないよう、家づくりに関わる費用をしっかりと理解し、正しい予算の決め方で計画を進めていきましょう。

大手ハウスメーカーに4年 / 年間1,000棟を手掛けるビルダーに8年

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目次

注文住宅の正しい予算の決め方とは?

注文住宅での家づくりは、まず予算を決めることから始まります。

例えば土地探しのため不動産屋に行ったり、建築会社を探しに展示場に行ったりする際、予算を聞かれて答えられなければ話を進めることはできませんよね。

預金の中から支払うのであれば、支払える上限が決まっているので予算は決めやすいです。

しかし住宅ローンを組んで家を建てる場合、どのくらいの予算にするべきなのか迷ってしまいがち。

注文住宅の予算を決めるには、家族のライフスタイルに合ったお金の流れをしっかりと把握しておかなければなりません。

STEP.1 自己資金の確認
STEP.2 現在の収支を可視化する
STEP.3 これからの収支を可視化する
STEP.4 住宅ローンについて考える
STEP.5 ライフサイクルコストを考える
STEP.6 シミュレーションをする

このように段階を踏んで、一つずつクリアにしていきましょう。

注文住宅の予算決めの6ステップ

注文住宅の予算を決める際、なんとなくで決めてしまうのはとても危険です。

同じ年収でも家族構成が違えば支出も違いますし、趣味や習い事にかけるお金も家庭によって様々。

「自分たちの世帯年収ならだいたいこれくらい」「友人はこれくらいで建てたから」と大雑把に決めるのでなく、自分たちの収支に合わせて予算を決めることが大切です。

そのためにもしっかりと段階を踏んで、予算決めで失敗することのないよう準備しておきましょう。

STEP
自己資金の確認
一般的に、注文住宅で家を建てる際、自己資金としてある程度の費用を用意します。

自己資金なしのフルローンも可能ですが、借入額が多くなれば月々の返済負担が増えますし、金利分トータルでの返済額も増えてしまいます。

貯蓄の全額を自己資金に充てるのはいけませんが、どのくらい用意できるのかを確認しましょう。

2020年度のフラット35利用者調査によると、自己資金の平均相場は、

建物のみの場合・・・619万円
土地+建物の場合・・・440万円

このようになっています。

もちろん、同じくらいの自己資金がないと建てられないというわけではありません。

両親や親族からの資金援助がある場合には、そちらも自己資金として計算しましょう。
STEP
現在の収支を可視化する
現在の収入と、光熱費や食費、教育費、娯楽費など生活に必要な支出を書き出し、毎月どのくらいローンの返済に充てるのがいいのかを考えましょう。

現在賃貸に住んでいるのであれば、家賃と同額程度にするのか、今後の貯金も考慮してもう少し抑えるのかなど、毎月の収支に無理がないように計画するといいでしょう。
STEP
これからの収支を可視化する
住宅ローンは何十年という長期で返済を行うものなので、これからの収支についてもしっかりと考えなければなりません。

家族が増えて働き方が変わったり、将来的な両親との同居、子どもの習い事や学費など、ライフイベントごとに必要な収支を確認してみてください。

固定資産税や都市計画税、火災保険、自治会費、家の修繕費など、家を建てた後に必要な費用も忘れないように注意しましょう。

家が広くなったり、家族が増えれば光熱費が高くなる可能性もあるので、少し多めに見積もると安心です。
STEP
住宅ローンについて考える
一般的に、住宅ローンは年収の7倍~10倍が目安と言われています。

しかし過去に支払いの滞納があったり、年齢や勤続年数、職種、病歴などにより、どのくらい借りられるかは人それぞれ。

また、ローン形態や金利タイプも金融機関によって様々です。

まずはいくらまで住宅ローンが組めるのか、どのように組むのが合っているのかを知ることが大切。

もちろん実際に満額いっぱいまで借りる必要はありませんので、予算の上限を知る目安にするためにも、金融機関に相談してみましょう。
STEP
ライフサイクルコストを考える
収支を確認し、住宅ローンについて考えれば、次第にどのくらいの予算にすべきなのかが分かってくるかと思います。

誰しもなるべく安く済ませたいと思うものですが、建ててからのライフサイクルコストを忘れてはいけません。

ライフサイクルコストとは、家を新築してから必要となる、点検費やメンテナンス費の総額のこと。

家は建てて終わりではなく、定期的な点検やメンテナンスを行わなければなりません。

例えば外壁サイディングや10年に一度の再塗装が必要と言われていますし、いずれはキッチンやお風呂など設備の取り換え、畳の張り替え、クロスの張り替えなども必要になってきます。

建築費用を抑えるためローコストメーカーを選ぶのもいいのですが、長期的な目で見ると修繕費が高くなってしまうことも・・・

外壁を耐久性の高いタイルやガリバリウム鋼板にする、高気密・高断熱の家にする、耐震性にこだわる、電気はLEDにするなど、家の性能を高めるためにお金をかけることも大切です。

目先の費用だけを見るのではなく、長期的な費用も考えて、予算を決めるようにしましょう。
STEP
ローンのシミュレーションをする
だいたいの予算が決まったら、実際にどのように返済していくのかをシミュレーションしてみましょう。

「住宅ローンで3,000万円の借り入れをした場合の返済計画はどうなる?」

「予算内で、月々8万円の返済で抑えるにはどれくらい自己資金が必要?」

など、決めた予算が実現可能かどうか、実現するためにはどうすればいいのか、といった部分を確認します。

シミュレーションをする方法は様々ですが、フラット35のローンシミュレーションは無料で利用でき、様々な条件の設定も可能なのでおすすめです。

予算に合った資金計画を立てよう

予算を決めることができたら、その予算に合った資金計画を立てなければなりません。

資金計画とは、建物の建築費をはじめ、家づくりに必要な費用に対し、何にいくらかかるのかを計画するものです。
出典:栃木県宇都宮で注文住宅を設計提案|木の家づくり注文住宅 薄井工務店 (u-41.co.jp)
こちらは資金計画の例ですが、このように項目ごとに費用が分かるので、総額でいくらになるのかを確認できます。

費用の総額は見積書だけでは分からないので、予算オーバーにならないためにも資金計画は必須。

資金計画を自分でたてるのは難しいので、まずはだいたいの予算に合いそうな建築会社を探すことからはじめましょう。

ある程度絞れてきたら間取りの作成と見積りをお願いし、プロ目線での資金計画を作ってもらってください。

まとめ

注文住宅の予算を間違えると、途中でお金が足りなくなったり、満足のいく家づくりができなかったり、後悔が残ることになってしまいます。

一度予算を決めたら、予算内に収まるように家づくりを進めていかなければなりません。

家づくりのあるあるですが、内装を決める段階で追加費用のかかる工事をどんどん追加していき、予算オーバーに苦しむという人は多いです…

予算決めは、家づくりの第一歩であり、要です。

しっかりと段階を踏んで、失敗のないように正しく予算決めをしましょう。
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